活字を蓄える

何にも食べないか逆にやばいくらいジャンクフードの類を詰め込む、という日々。どうやら第二段階に入ったようです。やばい。

何をしてもぼーっとから何かしてないと苛々に展開。
いらいらいらいら。

あんまりにも苛々が高じて叫びだしそうだったので車でドライブにいってきました。誰にも気兼ね無しにスガシカオを熱唱、これ最強。

わざわざ県境をまたいで古本屋へ。散財もまた、一種のストレス解消である。買ったのは以下の数点。

真・女神転生if...（PS版）
遠藤周作「火山」「埋もれた古城」「影法師」
司馬遼太郎「燃えよ剣」上下
荒俣宏「陰陽師鬼談」
榊原姿保美「風花の舞」

このうち「燃えよ剣」以外は皆読んだことがない。遠藤周作は好きで新潮はほぼ網羅しているが、「火山」「埋もれた古城」については名前すら知らなかった。いずれも薄い本だが古い。
「燃えよ剣」は以前友人に借りて読んだもので、高校の日本史でほぼ流されて以来ちっとも面白いと思わなかった幕末期を面白いと思わせてくれた一品。加えて何故か敬遠していた司馬を好きになる切っ掛けともなった本。
荒俣は文庫で適当そうな単品を選んだのみ。「帝都物語」は加藤と雪子のわけわからんロマンスのあたりで挫折した。震災までが一番面白い。
榊原姿保美は大昔に何か読んだ気がするんだが思い出せない。元々そっち系の物書きさんだったと思うんだけど、違うのかな？「鼓が淵」の人かと思ったら違った。何を読んだんだろう・・・。購入理由は装丁がいかにもっぽくなかった、それだけ。

いまひとつ、箒木蓬生の「総統の防具」なる本があったのだが、断念した。京極同様、この人の本は取る手を拒絶するかのように厚く、興味はあれど読んだためしがない。ハードカバーで525円と安かったのだが、合わなかった場合自宅スペースを圧迫するばかりなことと、この人の著書ならば図書館にもありそうだなということでやめた。

沢山買ったが、司馬遼太郎の「胡蝶の夢」が読みかけになっているので全てお預けである。司馬は非常に読みやすくて良いのだが、1冊で終わるものがほとんどないのがやっかいではある。「胡蝶」にいたっては4巻まで。今2に取り掛かったとこなので、先は長い。

「胡蝶」は幕末前後の蘭学の話。これも読み返しだが今のところ視線の上滑りも少なく、多少は読書の体になっている感がある。ただ、主要人物のうち一人のパートが非常に読みづらく、後半になればなるほど鬱な展開だった覚えがあるので最後までモチベーションが保ちきれるかどうか。

買った本全部読みきれば多少は涼しくなるだろうし、鬱も落ち着くだろうという希望的観測。