memo

2004年7月25日 読書
以下、極個人的覚書
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皆川博子:「笑い姫」
どこが核なのかよくわからん。全体の流れに必然性が見出せない。前半は面白かったがなぁ・・連載ものは苦手かも。
藤水名子:「涼月記」
ハードボイルド活劇ロマン、ねぇ・・・この男の魔性も深い業も私には見えなんだが。女たちのありようもよくわからない。若かりし頃なら読めたか、失敗。
京極夏彦:「魍魎の匣」
面白い・・・が、何か釈然としない。良く仕組まれた展開だが何だか終始火サスかなんかを観ている感が否めない。京極堂が言うように後味は善くない。とにかく善くない。ハコ繋がりは面白かったが。
京極夏彦:「狂骨の夢」
ああこれは面白い。良く仕組まれてるしテンポもよい。何となく先読みできるものの細い糸がだんだんに寄り合わさっていく様がいい。前作は逆だったのが敗因か。しかしよくこれだけの人数を引きずりまわせるものだ。脱帽。

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